介護福祉士の現状について

近年法改正についての物議を醸しだしているのが「介護福祉士」です。介護福祉士という職業は、1987年に社会福祉士介護福祉士法が施行された時に誕生しました。

 

少子高齢化を危惧して発足され、多くの介護福祉士養成施設も設立しました。そして、介護福祉士になるには、この養成施設を卒業するか、3年以上の実務経験がある者が介護福祉士国家試験に合格する、この2つの方法をとっています。

 

しかし、超高齢社会が急速に進み、介護の人材確保が追い付かなくなりました。ひいては質の低い介護職員が多く職に就いていることが問題視されてしまったのです。

 

近年、養成施設を卒業する時に介護福祉士国家試験を受験し合格することを資格取得の条件にするという法改正案が出ましたが、未だ決定はしていません。人材は必要なのですが、だからといってあまり意識の低い介護職員を職場に置きたくないことから、すっかりジレンマに陥ってしまいました。

 

実際、介護職員の中には、高校を卒業し特別やりたいことがないのでとりあえず介護養成施設に入ったという学生も少なくはありません。そんな子供に多額の学費を使うのですから、親としては何が何でも卒業したら介護職に就いてほしいと思うわけです。

 

養成施設卒業からの介護福祉士ではなく、介護職員として実務経験を3年積んで介護福祉士になる方は本当に介護をしたい、若しくは生活のために懸命に働かなければならない人が大勢います。

 

そのため、介護職を楽しんでいる方や、自分には生涯介護の世界にいるんだという覚悟がある方もいます。辺りを見回せば、介護関係の職に就いている知人が増えていることに気がつきます。周りにいる介護職同士で連帯意識が高まり、共に悩み笑い共感しあえるのでやりがいを感じながら長く続けることができるのでしょう。

 

お給料は一般事務の方と同じくらいですが、仕事の責任感から給料が安いと嘆く方がいます。国は介護職の賃金上昇についても話し合いを繰り返しています。介護職仲間は増えるので意見も反映されていくことでしょう。介護職の未来は明るいと感じています。